私は行政書士として日々許可申請などの行政手続きに関わっています。
しかしながら、行政手続きには理不尽というか不合理なことが多々あります。
自らの経験をもとに、そうした不合理な行政手続きを改善するべく世に提案をして行きたいと考え、このプロジェクトを始めようと考えました。
はじめにお伝えしておきますが、この活動は役所を批判するためのものではなく、改善によって申請者側はもちろんのこと役所の側にも事務負担の軽減を図れるというメリットがもたらされることを意図しています。
役所では審査に時間がかかったり、補正の対応が遅いためにペンディングになったり、多くの申請をさばききれずに申請そのものが1カ月以上先の予約になるなどの問題があります。
しかしながら、役所では、限られた人員の中でやっているのだからそういった問題があるのはあたりまえで、申請者が役所の都合に合せれば良いのだという考え方が普通にまかりとおっています。
これではいけないと思います。
民間企業では無駄なコストをなくすよう日々努力している企業がたくさん存在します。
役所とてこの財政難の中で無駄な作業をしているのは納税者に対する背信行為であると言えます。
是非とも我々のような声を聴いていただき、社会をより良い方向に導いていただくことを期待してやみません。
私は産業廃棄物処理業の許可申請を主な取り扱い業務としているため、論点としては廃棄物処理法上の手続きが99%を占めます。
しかし、他の法律においても、不合理な手続きは存在すると思います。
是非皆さんに、そうした問題を提起していただきたいと思います。
産業廃棄物処理業許可申請で言えば、究極の目的は添付書類を含めた申請書類の全国統一化です。
これは一筋縄で行くことではないと思いますが、社会の声が大きくなれば動くかもしれません。
難しいかもしれませんが、私が生きている間に絶対に実現したい目標です。
実現に向けて多くの方のご理解とご協力をいただければ幸いです。
先ずは、書類の統一化に向けて個々の論点を上げておきます。
・許可証の法人代表者名の削除による代表者変更に伴う許可証の書き換えの不要化
・変更届の届出期間の延長
・施設設置、処分業における同意取得要件撤廃の全国統一化
・駐車場の使用権限書類の原則添付不要化
・排出事業所、処分先の記載や許可証写しの添付の不要化
・講習会制度の見直し(有効期間の取扱いの疑問)
・業種限定の産業廃棄物の見直し
まだまだ、たくさんありますが、とりあえず、これらの論点をまとめて、環境省や自治体に提唱してゆきたいと考えています。
また、産業廃棄物処理業に限らず、その他の業法などにも活動範囲を広げられるようにしてゆきたいと
思います。
今は私一人の小さな声ではありますが、大きな声になるようソーシャルネットワークなどを活用して
波を大きくして行く活動してゆくつもりです。
目標の実現のために皆様のお力添えをいただければ幸いです。